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2021年07月

2021.07.23

ショパンコンクール

 日本ではスポーツの祭典であるオリンピックが始まりましたが、ポーランド、ワルシャワでは今月の12日から音楽コンクールの最高峰「ショパン国際ピアノコンクール」が始まりました。

5年に1度開催されるコンクールですが、昨年はコロナ禍により延期となり6年ぶりの開催です。
日本人もたくさん出場していますが、中でも既にピアニストとして大活躍されている反田恭平さんと角野隼人さんが出場していることが話題になっています。
私もお二人の予備予選の様子をyoutubeで拝見しましたが、緊張しているような雰囲気もありながら、お二人の世界観が見事に表現されていて、それぞれのコンサートを聴いているような感覚になりました。
今後10月に本大会がありますが、ファイナルまで出場者の演奏を視聴するのがとても楽しみです。

余談ですが、私は大学4年生の夏休みにショパン音楽大学(当時はショパン音楽アカデミーとかショパン音楽院と言われていました)の夏季講習に参加したことがあります。ショパンコンクールの審査員を務めるような教授にレッスンをして頂けるとても贅沢な講習会でした。
参加している学生たちもとてもレベルが高く、その中の一人はショパン音楽大学への留学を強く勧められ、翌年からショパン音大に留学し、次のショパンコンクールで4位に入賞しました。
夏季講習中に何度か彼の演奏を聴く機会がありましたが、まるでショパンが下りてきたのではないかと思うほどの、神がかった演奏にものすごい衝撃を受けたのを今でもよく覚えています。それだけショパンコンクールのような権威あるコンクールに入賞できる人の演奏というのは、人に訴えかけるような特別なものを秘めているのだと思います。

コンクールの様子はアーカイブで視聴することができます。
既にプロのピアニストレベルの出場者の演奏をこれだけたくさん聴き比べることができるのはとても興味深いと思います。
私も視聴しながら、無性にショパンが弾きたくなりました。
皆さんも是非ご覧になってみてください。

こちらのサイトが分かりやすくまとまっています。
ontomo-mag.com/article/event/18th-chopin-preliminary20210712/


ワルシャワのワジェンキ公園にあるショパン像


ショパン音楽大学で夏期講習を受けた時に指導して頂いたレギナ・スメンジャンカ先生と。どうしたらこんなにチャーミングに年を重ねられるのか、と感激するほど素敵な先生でした。

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