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講師の日常
2021.11.26
パスカルドゥヴァイヨン教授の公開講座
今日は久しぶりにピアノ指導に関係した講座を受けてきました。
会場はカワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」。
パスカルドゥヴァイヨン教授による9回に渡るレクチャーの6回目
取り上げられた作品はドビュッシー の「子供の領分」とフォーレの「ドリー組曲」連弾でした。
講座のタイトルにもなっているように、
ドゥヴァイヨン先生は、
とても穏やかで温かいお人柄でたまにユーモアも交えて作品の解説
何より講座の冒頭にアペリティフ風に、
このような講座を受けると、
今回の講座の7回目は2月ですが、次回はモーツァルトの「
実はカワイ楽器の表参道店に来るのは今週2回目でした。
小学5、
今日の講座の最後にドゥヴァイヨン先生が昨今のピアノ教育につい
コンクールを受けるとなると、
そのご意見に私も全く同感です。
コンクールを受けることによって、目標を持って努力したり、
私も生徒さん達がたまに挑戦するコンクールについては全力でサポ
講座の前に外苑前に立ち寄り、いちょう並木を観てきました。今が見ごろでしょうか。とっても美しかったです。
2021.04.12
フルートとの練習
発表会まで2週間ほどとなりました。
生徒さん達もだんだんと近づく本番に向け、カウントダウンをしている生徒さんがいたり、曲を弾くときの姿勢がいつもより真剣だったり、のんびりと準備をしていた生徒さんが急にやる気を出してものすごく上達していたり、それぞれに頑張っています。
毎年、発表会ではピアノ以外の楽器の演奏家をお招きして演奏を披露して頂いていますが、今年はフルート奏者の濱田歩さんに演奏をお願いしています。
昨日は濱田さんと発表会で演奏する曲の合わせ練習をしてきました。
久しぶりに他の楽器と演奏するのはやはり楽しく、時間があっという間に感じられました。
濱田さんとはフランス留学中に共通の友人を通して知り合い、以来ずっと仲良くさせて頂いているのですが、彼女の明るくチャーミングな人柄が音にも表れていて、フルートの透き通るような素敵な音色を早く皆さんに聴いて頂きたいな、とピアノを弾きながら思いました。
プログラムはリトルマーメードの「パート オブ ユア ワールド」と、「花は咲く」を予定しています。
人数制限の都合上、発表会出演者と保護者各1名様にしか今年は聴いて頂けませんが、どうぞ楽しみにしていてくださいね。
私自身も発表会の最後に演奏する曲の練習に毎日励んでいます。気持ちは生徒の皆さんと同じです。自分がどんな演奏ができるのか、ハラハラする気持ちもあり、ワクワクする気持ちもあり。
18日はホールでのリハーサルがあります。先ずはリハーサルで自分の思う演奏ができるように、この一週間も一緒に頑張りましょう!
練習にはこんな素敵なピアノスタジオをお借りしました。グランドピアノの他にアップライトピアノも置いてあり、2台ピアノの練習にも、様々な楽器とのアンサンブルにも使えるスタジオです。「ラフィネ横浜ピアノスタジオ」さんです。
2021.01.02
ニューイヤーコンサート
明けましておめでとうございます。
本年が皆さまにとってより良い年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
今年もよろしくお願い致します。
2021年のお正月はいつもとは違う静かなお正月を過ごしている方が多いと思います。
私も特に外出の予定もなくのんびりとしたお正月です。
皆さんは毎年新年にオーストリアのウィーンで開催されるウィーンフィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤーコンサートをご存じですか?
世界90ヵ国以上にテレビ中継される世界的に有名な、新年をお祝いするためのコンサートです。現在オーストリアはコロナウィルスの影響によりロックダウンをしておりコンサート等も全て中止、という状況ですがニューイヤーコンサートだけは無観客の中開催されました。楽団員やそのご家族、関係者は連日PCR検査を受け、万全の体制でニューイヤーコンサートに挑んだようです。何としてもコンサートを開催したい、長い歴史のある世界中の人たちが楽しみにいているコンサートを中止するわけにはいかない、という熱い思いがテレビ画面からも伝わってくるようでした。
私が今年のニューイヤーコンサートで最も楽しみにしていたのは指揮者がイタリア人の巨匠、リッカルド・ムーティだということでした。年齢80歳とのことですが、信じられないほど若々しく、姿勢が良く、エレガントな指揮者です。2時間半に及ぶコンサートでずっと指揮を続けるのは相当な体力が必要だと思いますが、最後まで美しい指揮で素晴らしい音楽を届けてくれました。途中、ムーティがテレビカメラに向かって話をする場面があり、その中でとても印象に残っている言葉があります。
「我々にとって健康であることが大切なのは言うまでもありません。しかしそれと同じように心の健康も大切です。私が関わっている音楽というものは心の健康にとって欠かせないものです。音楽、芸術、エンターテイメント等の文化を絶やしてはならないのです。」
ムーティの言葉に私も深く頷いてしまいました。
新型コロナウィルスの出現によって、様々なエンターテイメント、芸術文化は不要不急であると排除されてしまいました。人が集うことがリスクになる病気ですから仕方がないことなのは理解できます。でも一日でも早く人々が舞台芸術やコンサート、美術館や映画館に自由に行ける日が来ることを願います。
ウィーンフィルの楽団員たちの演奏している姿は自信と誇り、歓びに溢れていて、新年らしい華やかなプログラムと相まって見ていてとても晴れやかな気持ちになりました。この演奏を生で聴けたら、見られたらどんなに素晴らしいだろうとも思いましたが、このような厳しい状況の中コンサートを開催し私たちに届けてくれたことに心から感謝したいです。
1月9日(土)の14時からEテレで再放送もあるようです。ご興味がある方は是非観てみてくださいね。
ニューイヤーコンサートでは必ず登場するバレエシーン。こちらを楽しみにしている方も多いと思います。今年は日本人バレエダンサー、木本全優さん(ウィーン国立バレエ団ソリスト)も出演されていました。フランス人デザイナー、クリスチャンラクロワの衣装も華やかで素敵でした。
来年2022年のニューイヤーコンサートの指揮者はダニエル・バレンボイムだそうです。こちらも楽しみです。
2020.12.30
弾き納め
今年も残すところ1日となりました。
今年は新型コロナウィルスの出現によって翻弄される一年になりましたが、振り返ってみると私自身は新しい生徒さんとの出会いも多く、また家にいる時間が増えたことでピアノに向かう時間もたくさん取れて案外充実した一年だったように思います。とはいえ、早く状況が改善されて安心して生活できるようになってほしいものですね。
27日からレッスンは冬休みに入りましたが、年末特有の慌ただしさからなかなかピアノを弾く時間がゆっくり取れませんでした。今日はようやく時間が取れたので今の気分で弾きたい曲をひたすら弾いてみました。明日も時間が取れればピアノに向かいたいと思いますが、今日は今年の弾き納めかもしれない、と思い最後にベートーヴェンのピアノソナタ8番、「悲愴」の2楽章を弾きました。今年はベートーヴェン生誕250年にあたる年で、何かとベートーヴェンの曲を耳にする機会も多く、しばらくベートーヴェンの曲は弾いていなかったのですが、最近また楽譜を見返して弾くようになりました。その中でも「悲愴」の2楽章は甘美で切ないメロディーが美しく大好きな曲です。そんなわけでベートーヴェンに思いを馳せながら今年のしめくくりに悲愴を選んでみました。
皆さんの今年最後に弾いた曲は何でしたか?今年習った曲で特に好きな曲を選んでじっくり弾いてみても良いかもしれませんね。
来年は色んなことが解決に向かい明るい年になりますように。
どうぞ良いお年をお迎えください。
2020.12.04
アンサンブルて楽しい!
先日チェロ奏者の方がうちにいらして、グノー:J.S.BACH作曲のアヴェマリアを一緒に演奏する機会がありました。
チェロの素敵な音色に合わせて演奏するのがもう楽しくて楽しくて。考えてみるとこのコロナ禍、今年に入ってピアノ以外の楽器と演奏するのはこれが初めてでした。久しぶりに他の楽器とのアンサンブル、忘れていた感覚が蘇るようでとても新鮮に楽しむことができました。早く以前のように気兼ねなく人が集まって、色んな楽器と演奏したいな、としみじみ感じました。
アンサンブルといえば、ピアノを習っている生徒さんたちにとって身近なのは学校での合唱の伴奏や合奏でしょう。
12月に入り小学5、6年生や中学2、3年生は3月の卒業式に向けて合唱の伴奏の練習が始まりました。年明けすぐにオーディションによって伴奏者を決める学校が多いようで挑戦する生徒さんは普段の練習より熱が入っています。伴奏者に選ばれるのは一人だけですからライバルが複数人いる曲の伴奏を練習している生徒さんにとってはオーディションまでドキドキしてしまうと思いますが、練習過程も楽しみながら、やるからには自分の納得のいく状態でオーディションに挑んでもらいたいと思います。私も応援します。
何よりも、来年の卒業式が合唱などもできるような状況であることを祈るばかりです。
2020.08.15
映画「羊と鋼の森」
お盆休みも明日で終わりですね。
地域に寄っては明日で学校の夏休みが終わるところもあるとか。
今年は新型コロナウィルスの影響で、いつもとは違う夏休みを過ごされた方がほとんどでしょう。
私もレッスンがお休みだったこの一週間は、家でできることをたくさん楽しみました。
私は映画を観ることが好きなのですが、今年は映画館に足を運ぶことも躊躇してしまうので、最近は自宅のパソコンで映画を楽しんでいます。
この一週間にもたくさんの映画を観ましたが、今日はピアノに関係のある映画をご紹介したいと思います。
「羊と鋼の森」
この映画は2018年に公開され、私も映画館で鑑賞しました。その後改めて観ることは無かったのですが、現在アマゾンプライムビデオで観ることができるので久しぶりにゆっくりと観てみました。
この映画はピアノの調律師が主人公の映画で、調律師の仕事を通して人間の様々な葛藤や苦悩、仕事に対する情熱、人と人との心温まる交流の様子など、美しい映像と共に描かれています。
ピアノを弾くシーンもたくさんあり、ラヴェルの「水の戯れ」、モーツァルトの「きらきら星変奏曲」、ショパンの「子犬のワルツ」、ベートーヴェンの「熱情のソナタ」等、名曲の数々が情熱的な演奏と共に聴けるのも魅力の一つです。
普段ピアノを習ったり、弾いていたりしていてもピアノの中を見る機会はあまり無いと思いますが、調律師の仕事現場の場面ではピアノの内部が詳細に映し出され、ピアノの中を覗くことができます。また調律師の仕事がいかに繊細で高度な技術と経験が必要な仕事なのかがよく分かります。
たまにレッスン中にピアノのハンマーの動きが気になって、そればかり見ている生徒さんがいますが、この映画を観るとピアノの構造がよく分かって面白いと思います。
普段ピアノとは無関係な方でも、美しい音楽と映像、共感できるような人間模様がたくさん描かれているのでどなたでも楽しめる作品だと思います。
機会があれば是非ご覧になってみてください。
余談ですが、この映画の中で私の母校である武蔵野音楽大学、入間キャンパスのバッハザールが舞台となっているシーンがありました。自分の大学時代を思い出しとても懐かしい気持ちになりました。
2020.07.23
ブログを始めます
今日からブログを始めます。
レッスンの様子やイベント情報、講師の日常など、思いつくままに綴っていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
写真はかつて私がピアノ留学をしていたフランス、パリにあるエッフェル塔。
日本は毎日梅雨空でジメジメしていますが、今の時期のパリはカラッと晴れて爽やかな気候で写真のような青空が広がっています。
そんなお天気が恋しくなって写真を載せてみました。
パリには2年間しか住んでいませんが、私にとって第二の故郷のような特別な場所です。
このブログでも思い出の写真を交えて時々ご紹介したいと思います。